初診料10点引き上げ―令和2年度診療報酬改定の答申で日歯が臨時記者会見

 日本歯科医師会は、中央社会保険医療協議会が2月7日に令和2年度診療報酬改定を答申したことを受け、同日に歯科医師会館で臨時記者会見を開催した。
 大きな改正点としては、安心・安全で良質的な歯科医療を継続的に提供するために、初診料10点、再診料2点引き上げ。医療従事者すべての感染予防対策にかかる研修を7月の施設基準に定例報告することで見直しが行われた。また、新たな検査は「小児口唇閉鎖力検査」100点、「睡眠時歯科筋電図検査」580点が保険収載。手術においては抜歯等手術に係る麻酔薬剤料の算定ができるようになった。歯冠修復・欠損補綴では、「咬合印象」140点新設、「レジンインレー」20点引き上げ、「有床義歯修理」12点引き上げ、「CAD/CAM冠」が上顎第一大臼歯に適用拡大されるなど、多くの項目で所定点数が見直された。

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