従業員のSNS利用についてコンプライアンス研修会―全国歯科医師国民健康保険組合


 全国歯科医師国民健康保険組合の「コンプライアンス研修会」(講師:中西真也顧問弁護士)、「健康づくり推進部会」(講師:日本歯科総合研究機構・恒石美登里主任研究員)が9月17日に開催された。当日は新型コロナウイルスの感染防止を考慮して、東京・八重洲の「フクラシア八重洲」で行う講演を、全国20支部の担当者に向けてWEB配信した。
 「コンプライアンス研修会」では、中西氏が講演『従業員によるSNSの私的利用について』の中で注意点として、①匿名は通用しないこと、②SNS上の情報は不確実であること、③いったん投稿すれば削除は不可能であること、の3点をあげた。
中西氏は、「特に注意したいのは、職務上接した個人(患者さん等)の情報漏洩で、プライバシーの侵害、名誉毀損によって損害賠償を命じられた事例は多数ある。同時に歯科医院の信用も失墜する。スタッフがSNSを利用するときは、常に立ち止まって考えることを習慣化させる指導が必要」と警鐘を鳴らした。

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