4月、5月の歯科患者数が前年比75%減―社会保険指導者研修会

 日本歯科医師会の「令和2年度社会保険指導者研修会」が10月8日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館から全国の都道府県歯科医師会にライブ配信された。
 講演では厚生労働省の小椋正之医療管理官が演題『新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取扱いについて』の中で、4月および5月の歯科患者数が前年に比べ75%程度に減少していること、小児科、耳鼻咽喉科、眼科の患者数の減少が著しいことなどを明らかにした。
 研修では、小坂健氏(東北大・学大学院歯学研究科教授)が、予防策としてマスクの有効性が見直されていること、「公共イベントの中止」と「ロックダウン」が効果的であることを指摘し、「7〜8月に緊急事態宣言を行わずに感染者数を減らすことができたのはなぜか、4〜5月に比べ死亡者数・重症者数を減らすことができたのはなぜかを検証することが重要」とした。

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