堀憲郎会長が次期会長予備選挙に出馬しない意向を表明

 9月29日に東京・市ヶ谷の歯科医師会館で開催された日本歯科医師会の定例記者会見の中で、堀憲郎会長が次期会長予備選挙には出馬しない意向を明らかにした。堀会長は平成28年3月に会長に就任し、任期満了となる来年6月で7年3ヶ月となる。
 不出馬の理由として、「もともと長期にわたり会長職にとどまるつもりはなかったが、新型コロナの発生や『2040年を見据えた歯科ビジョン』作っただけで終わるのも如何なものかという思いがあり、さらに一期2年間とどまる決意をしたのが前回の会長選挙だった。コロナ対応では医療人の一員としての基本的な矜持、方向性は示すことができたと自負している。歯科ビジョンも具体的なアクションに踏み込むところまでできていると思い、その(不出馬の)方向で決断した」と心境を明らかにした。
 なお、次期会長については、「後継指名などをするつもりはまったくない。ただ、大久保執行部に在任中から新しい歯科医療が担う方向性を議論し発信してきたので、そうした流れを引き継げるような新執行部ができることを期待する」と述べた。
 また質疑の中で柳川忠廣副会長は、出馬要請の有無が問われたことに対し、「静岡県歯科医師会と神奈川県歯科医師会から出馬要請され推薦状を受けている」と明らかにした。

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