診療報酬改定率0.004%プラス(歯科1.70%プラス)、大久保日歯会長「わが国の経済状況を考えれば80点に近い」と評価

 日本歯科医師会は診療報酬の改定率決定を受け、12月22日正午より日歯連盟と共同で記者会見を開いた。会見で大久保満男会長は、「0.004%という極めて小さい数字ではあるが、プラスを維持していただいたことを感謝している。」「わが国の経済状況を考えれば80点に近いものと評価したい。」と前向きに評価する考えを述べた。また、日歯連盟の高木会長は今後の配分について、「現場の実態を踏まえたものになることを望むとともに、それらが反映できるようなシステム作りも含め、継続して関係議員に働きかけていきたい。」と今後の方針を述べた。
 全体の改定率が決定したため、今後は中央社会保険医療協議会での個別点数算定の配分に焦点が移る。堀憲郎日歯常務理事は、重点課題として取り上げられた「歯科を含むチーム医療の推進」「在宅医療の充実」に対応していくとともに、既存技術で長年据え置かれている項目についての見直しや、現場の歯科医師が不必要な事務作業に煩わされず医療に集中できるようになることなどを訴えていきたい、と考えを示した。

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