東北大学の新垣真紀子医員、福本敏教授らが、iPS細胞からエナメル芽細胞の誘導に成功

 東北大学病院の新垣真紀子医員、歯学研究科の福本敏教授らは、iPS細胞からエナメル芽細胞の誘導に世界で初めて成功し、その研究成果がアメリカの科学雑誌「The Journal of Biological Chemistry」電子版に掲載されたことを発表した。
 研究成果は、米国国立衛生研究所、岩手医科大学、東京理科大学との共同研究によるものとのこと。本年1月には、手医科大学の原田英光教授らが、iPS細胞から象牙芽細胞の分化誘導にも成功している。東北大学では、今回の研究成果との組み合わせにより、全身のどこの細胞からも歯を作り出せる可能性が生まれたと考えられるとしており、今後はiPS由来の歯関連細胞から歯を形成しうるかどうかの検討を行うとともに、エナメル芽細胞の分化メカニズムの解明や、エナメル質再生に関する研究にも発展させたいとしている。
東北大学のホームページ

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