平成23年12月末の日本歯科医師会の会員数は65,070人、首都圏の組織率の低さが際立つ

 日本歯科医師会の平成23年12月末の会員数は65,070人で、全体としては横ばいが続いている。会員数が3,000人を超えているのは、東京(8,277)、大阪(5,528)、神奈川(3,850)、愛知(3,712)、北海道(3,166)、兵庫(3,113)の6都府県で、福岡、埼玉、千葉が2,000人以上で続く。
 一方、厚生労働省発表の「医療施設動態調査(平成23年12月末概数)」との比較でみると、目安ではあるが、首都圏の入会率の低さが際立っている。都道府県別に、会員数を上記調査による歯科診療所数で割った比率を見てみると、東京(78.06%)、神奈川(78.51%)、埼玉(75.81%)、千葉(77.02%)、沖縄(73.43%)の5都県のみが8割を切っており、他は9割以上の府県が12、10割を超す府県が30となっている。
 特に東京は、歯科大学、歯学部が多く、勤務歯科医師数が最も多いはずであることを考慮すると、歯科医師数ベースの組織率は相当に厳しい状況といえる。

カテゴリー: 医療団体, 歯科医師・歯科診療所   タグ:   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。