厚生労働省の田口歯科医療管理官「課題は高齢者の口腔機能回復」

 平成24年度社会保険指導者研修会が10月1日、日本教育会館(東京千代田区)で行われた。
 その中で、厚生労働省の田口円裕歯科医療管理官が講演。これからの歯科治療のあり方を健常者型と高齢者型の二つに分け、「従来の歯科治療の需要は減少傾向にある。健常者型では歯の形態の回復が主眼だったが、一歩踏み出した歯科医療を提供する具体的なイメージが必要。高齢者型では、歯の喪失リスクの増加、加齢による口腔内の変化、全身疾患を有する患者の増加、自立度の低下、などの問題に対してどのように歯科がアプローチしていくかが求められる。特に、今後は高齢者の口腔機能をどう回復し、評価するかが歯科界に突きつけられた大きな命題」と指摘した。

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