クレジットカードのポイント付与も指導対象とする方針、三井厚生労働大臣

 三井辨雄(わきお)厚生労働大臣は10月5日の閣議後記者会見において、クレジットカードによるポイント付与も指導していく方針であるとの返答を行った。
 10月1日から療養担当規則に「経済上の利益の提供による誘因の禁止」という項目が新設され、ドラッグストア等における調剤でのポイント付与が禁止された。これにドラッグストア業界は強く反発しており、理由の一つとしてクレジットカードでのポイント付与が当面の間、容認されるとしていることも挙げている。この件に関し、三井厚生労働大臣は、年度内を目途にクレジットカードでのポイント付与についても指導をする方針であることを示した。
 ただし、野党は年内解散を求めており、現政権が年度末まで続くかどうかも不明なうえ、同大臣の発言は修正が相次いでいる。先行きについてはかなり不透明であるといえそうだが、医療機関でもクレジットカード端末を導入しているところは少なからずあり、明確に禁止ということになれば広範囲に影響が及ぶため、今後の方向性が注目されるところだ。

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