厚生労働省、医師・歯科医師免許確認のための新しい検索システムを稼働

 厚生労働省は8月27日より、医師・歯科医師の資格を確認するための「医師等資格確認検索システム」の改修を終え、新しい検索システムの稼働を開始した。
 同システムの改修は、医師免許を持たない者が医療を施す「偽医師問題」が相次いだことを受け、医療機関がより厳格な資格確認を行うことができることを目的として実施された。従来のシステムは、氏名と性別で検索、該当者がいる場合に氏名と登録年が表示されるというものだったが、新しい医療機関向けシステムでは、氏名、生年月日、医籍登録番号及び登録年月日の全てを入力して検索することができる。本人であれば当然知っているべき情報の一致を確認し、該当者の有無のみを表示することで、医師・歯科医師の個人情報は表示せずに資格確認ができるようにした。なお、従来のシステムは「一般向け検索画面」として引き続き残されている。
 厚生労働省は医療機関の人事担当者に新システムの周知を図りつつも、資格確認は必ず免許証原本で行い、戸籍の写しや運転免許証等による本人確認も徹底するように呼びかけている。
「医師等資格確認検索システム」のホームページ

カテゴリー: 政治・行政   パーマリンク

コメントは受け付けていません。