日本歯科人間ドック学会、「健口第一」をテーマに日本大学会館で第16回目の学術大会

 日本歯科人間ドック学会の第16回学術大会が12月13日、14日の二日間、東京・市ヶ谷の日本大学会館で開催された。テーマは「健口第一〜健やか生活へのいざない〜」。開会式のあいさつに立った福本雅彦大会長(日本大学松戸歯学部教授)は今大会の主旨について、「国民の平均寿命と健康寿命との差を埋めることが医療従事者の最重要課題。その策の一つが人間ドックの受診を契機とする予防医療・予防医学である。歯科人間ドックの有用性・必要性を検証する」と述べた。
 招待講演では日本人間ドック学会の奈良昌治理事長が、「予防先進国日本の人間ドックの歴史」と題し、日本における予防医療の黎明期から近年の課題までを解説。学閥の主流だった東大との根深い論争や、日露戦争時に果たした医療の役割など、歴史の裏舞台を明らかにして会場の注目を集めた。

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