中央社会保険医療協議会・総会、「DPC評価分科会からの報告について」で大学病院からの指導医療官の出向について議論

 12月13日、厚生労働省において第265回中央社会保険医療協議会・総会が開催され、「DPC評価分科会からの報告について」の議論が行われた。DPC自体は一部の病院を除けば歯科に係る事項は多くないが、報告書の中に「大学病院本院から指導医療官を出向させた場合を評価する」との提案があることについて、診療側委員からは人材が不足しているという状況には一定の理解を示しつつも、異論や懸念が相次いだ。
 日歯から出席している堀憲郎常務理事は、「臨床経験が乏しかったり、保険請求の知識の乏しい方が、出向や人事異動で、付け焼き刃で指導指揮にあたることは難しいところがある」として、同提案とは逆に、現在の指導医療官に臨床研修等を経験してもらい現場の状況を把握してもらうなど、指導医療官の『質の担保』の視点も忘れずに検討してほしいと要請した。

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