平成26年診療報酬改定は消費税対応分を含め歯科は+0.99%、増税対応分を除くと+0.12%

 厚生労働省と財務省の折衝により、平成26年度の診療報酬の大枠での改定率が固まった。診療報酬本体では消費税対応分を含め全体でプラス0.73%(0.63%)、各科改定率は医科プラス0.82%(0.71%)、歯科プラス0.99%(0.87%)、調剤プラス0.22%(0.18%)となった。カッコ内は消費税対応分の率を示す。
 消費税対応分を除くと、診療報酬本体は全体で0.1%、医科0.11%、歯科0.12%、調剤0.04%とわずかにプラス。財務省は消費税対応分を含めて0%以下としていたが、診療報酬本体では、かろうじてプラス圏内を確保したというところだ。
 今後は全体の改定率を踏まえて個別の診療、治療技術への配分を検討する段階に移るが、改定の重点課題が「医療機関の機能分化・強化と連携、在宅医療の充実等」の1点に絞り込まれていることから、重点課題に関わりの薄い分野については、厳しい検討が進められることになる可能性が高い。

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