「食べられない」機能評価の新病名を早期に検討-日本歯科医師会

 日本歯科医師会の定例記者会見が6月26日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館で開催された。大久保満男会長は、懸案となっている高齢者の口腔機能に着目した病名について、「医科にはすでに機能評価の病名が多数あるが、歯科にも食べられないことを評価する病名があって初めて対応することができる。過日行われた学会のワークショップで多くの意見が集まったことから早期に検討を進めたい」と述べた。
 なお、保険収載の可能性については、「まずエビデンスを確立すること。さらに重要なことは、病名を証明するための手段として新たな検査を同時に保険収載しなければならないことである。地域の中で医療連携が進んでゆく中で、歯科だけが参加できないという事態にならないよう早急に検討しなければならない」と考えを示した。

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