日本は「歯周病」への認知度は高いが正しい理解とオーラルケア意識は不十分―サンスター(株)6カ国調査

 サンスター(株)は10月20日、日本を含む6カ国の成人男女を対象としたオーラルケア・歯周病に関する調査を行い、結果を公表した。調査対象は、日本、アメリカ、ドイツ、オーストラリア、イギリス、スウェーデンの6カ国で20~69歳の男女、各国380人に対してインターネットで調査を行った。
 歯周病に関する認知度調査では、日本は55%の人が「知っている」、42%の人が「聞いたことがある気がする」と回答し、ドイツと並んで非常に高い認知度を示した。その一方、治療以外のオーラルケアにかける費用は少なく、特に他国では比較的率の高いデンタルリンスやマウスウォッシュの使用率が低いことが示された。また、「歯周病は感染症だと思うか」の質問にたいしては、日本では「接触感染だと思う」と答えた人は25%にとどまった。
 調査結果を受け神戸常磐大学の野村慶雄教授は、「多くの人は重篤な感染症に対しては恐怖を覚えるものの、症状に乏しい歯周病が口腔内細菌による感染症と理解している人は必ずしも多くないことが浮き彫りとなった。様々な媒体を通して、正しい歯周病の知識や全身疾患との関わりに関する最新情報を提供することが大切です」とコメントした。 
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