「在宅診療で見えてきた口腔ケアの大切さ」赤ひげ大賞の内科医・野村良彦氏が講演―横須賀市歯科医師会主催の市民公開講座

 横須賀市歯科医師会主催による市民公開講座ならびに「高齢者よい歯のコンクール」表彰式が11月9日、神奈川県横須賀市のウェルシティ市民プラザで開催され多くの市民が訪れた。
 講演は「在宅診療で見えてきた口腔ケアの大切さ」をテーマに内科医の野村良彦氏が登壇。野村氏は「病気だけを診るのではなく『人』を診る」をモットーに、2014年3月には地域住民の健康を支える医師として日本医師会主催の「赤ひげ大賞」を受賞している。続いて行われたシンポジウムは、横須賀市歯科医師会の佐久間博一会長が座長となり、講師の野村氏に神奈川歯科大学の平田幸夫学長を加えて行われた。
 また、当日は、神奈川歯科大学災害医療歯科学講座の大平寛氏らの協力により、「大規模災害時の身元確認のための生前DNAデータの登録」が行われ、多くの市民が登録手続きを行った。これは文部科学省による「戦略的研究基盤形成支援事業」の一環として実施している活動で、県内の歯科イベント会場などですでに2360名が登録しているという。

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