「2025年には約2200万人の団塊世代が後期高齢者に」―日本訪問歯科医学会、東京国際フォーラムで開催

 第14回日本訪問歯科医学会が11月16日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催された。メインテーマは「その人らしさ その人らしく 訪問歯科診療」。特別講演では、「地域における在宅緩和医療と歯科訪問診療」(佐賀大学医学部附属病院・地域包括緩和ケア科診療教授、佐藤英俊氏)、「妻として・女優として〜夫・大島渚と過ごした日々〜」(女優・小山明子氏)の2題が行われた。
 冒頭のあいさつに立った野坂洋一郎学会長(岩手医科大学名誉教授)は、「2025年に約2200万人の団塊世代が後期高齢者となり、国民の4人に1人が75歳以上という超高齢社会が到来する。さらに85歳から89歳の半数が要介護認定を受け、認知症高齢者が約470万人に上ると推計されており、高齢者の摂食嚥下機能の維持管理と口腔衛生の維持が必須となるため、在宅歯科医療の向上は喫緊の課題である」と述べた。

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