「なぜ『かかりつけ歯科医』がいると長生きか?」星旦二氏が基調講演―口腔保健シンポジウム

 世界口腔保健学術大会記念「第21回口腔保健シンポジウム」が7月4日、「健康寿命を延ばす口腔保健〜かかりつけ歯科医がささえる健康生活〜」をテーマに、東京・大手町のよみうり大手町ホールで開催された。
 講演では、まず医科の立場から首都大学東京名誉教授の星旦二氏が「なぜ、『かかりつけ歯科医』がいると長生きか?」をテーマに基調講演を行った。
 星氏は冒頭に、1万3000人の高齢者に対して2001年から始めた追跡調査によって累積生存率を調べた結果から、「かかりつけ歯科医師のいる人の生存率は維持される」と示唆し、「予防重視の歯科受診によって口腔の衛生状態を保つことが、その後の主観的健康感や生活満足度の維持に寄与し、最終的には生存維持に役立つことが明確になりつつある」と考えを示した。

カテゴリー: 学会・イベント   パーマリンク

コメントは受け付けていません。