山科透(現・日歯会長)氏、次期日歯会長予備選挙に立候補の記者会見開催

 日本歯科医師会会長の山科透氏が11月11日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で次期日歯会長予備選挙立候補を表明する記者会見を行った。会見には推薦者として広島県歯科医師会の荒川信介会長、栃木県歯科医師会会長の柴田勝氏、山科氏を推薦する複数の現日歯役員を代表して浅野正樹氏、東京都女性歯科医師の会のまとめ役である竹内千惠氏が出席し、日歯常務理事の小枝義典氏が司会進行を務めた。
 山科氏は日歯組織の改革にあたり、①外部有識者を主軸とした検証委員会の設置、②公益法人としての意識改革、③組織としての透明性を担保した機構改革、の3点を提案。質疑では今後の中長期的対策について、「診療報酬の仕組みとの間にズレが生じてきており枠組みの変革が必要。今までは改定率だけを目標にしてきたが中身の仕組みを変えなければならない。医療提供体制と診療報酬は一体で考える必要があり、診療報酬を1%上げるよりも受診率を1%上げることを目指すべきである」と考えを示した。

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