「認知症と訪問歯科診療」テーマにシンポジウム開催―日本訪問歯科医学会

 第15回日本訪問歯科医学会が「新 訪問歯科診療〜認知症・摂食嚥下障害への対応〜」をテーマに11月15日、東京・御茶ノ水のソラシティカンファレンスセンターで開催された。開会式に続いて行われたシンポジウム1「認知症と訪問歯科診療」では、行政の立場から厚生労働省医政局歯科保健課歯科口腔保健専門官の高田淳子氏、医科の立場から「たかせクリニック」理事長の高瀬義昌氏、歯科の立場から「杉並区歯科保健医療センター」診療医長の福井智子氏の三氏が認知症患者への対応について考えを述べた。
 高田氏は、歯科口腔保健が法制化されたことについて、「法に示されたからといってどれだけ注力されるかは自治体の取り組みしだい」とし、「歯科診療所は個人規模が多いため、訪問診療を行う際の負担を軽減するために、厚労省ではスタッフや診療器材を複数の医療機関でシェアする試みを始めている」と述べた。

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