特別講演で「医療職のプロフェッショナリズムとの科学的基盤」―日本歯科医療管理学会

 第57回日本歯科医療管理学会総会・学術大会が7月15日〜17日の三日間にわたり、主管校の東京医科歯科大学内講堂およびTKPガーデンシティ御茶ノ水で開催された。
 特別講演は金沢大学附属病院の野村英樹教授(医学博士)を講師に招き「医療職のプロフェッショナリズムとその科学的基盤」をテーマに行われた。野村氏は、「医療職はプロフェッショナルの集団として、社会に対して医療の質を保証することにより医療資格という独占権が認められる」とし、さらに医療事故等における判断を医療界が自ら行う自律権まで求める意見があることを明らかにした。
 また、医療職に求められる倫理的行動について、緊急時における二者択一の様々な例題を挙げ、その際に脳内でどのような変化が起こるかを紹介。医療職にとって望ましい「保護」「公正」「権威」など6つのモラルのバランスを解説し注目を集めた。

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