日本歯科医学会主催「歯科医学を中心とした総合的な研究を推進する集い」

 日本歯科医学会主催による第32回「歯科医学を中心とした総合的な研究を推進する集い」(以下、「集い」)が9月3日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館で開催された。
 この「集い」は臨学産協同の交流を通して、さまざまな視点から研究の活性化を図ることを目指した意見交換の場として開かれている。主催者あいさつに立った日本歯科医学会の住友雅人会長は、「集いの中から将来保険収載につながるような価値ある研究成果が生まれることを期待する」と述べた。
 当日は21題の公募の中から新規性、発展性等の審査を経た8件の演題が発表された。その中で角保徳氏(国立長寿医療研究センター)は、紫外線LEDの歯科治療への応用を提案。近似する波長がすでに皮膚科で臨床に用いられていることに着目し、口腔内殺菌等への応用を検討。開発の今後の方向性として、①紫外線LEDの出力の向上、②種々の波長の紫外線LEDの開発、③各種口腔細菌への効果、④口腔がんへの効果、などを挙げた。

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