第23回日本歯科医学会総会、IPSの山中伸弥氏、宇宙飛行の向井千秋氏らの特別講演で幕開け

 第23回日本歯科医学会総会が10月21日から23日までの三日間にわたり、『歯科医療 未来と夢』をメインテーマに福岡国際会議場ならびに福岡サンパレスで開催された。また、併催行事としてマリンメッセ福岡では日本デンタルショー2016福岡が開催された。
 開会式に先立って行われた開会講演では、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥氏による講演『iPS細胞研究の現状と医療応用に向けた取組み』、2度の宇宙飛行に参加し宇宙医学の推進に努める向井千秋氏による講演『宇宙飛行から学んだこと〜有人宇宙探査と歯科医学への期待〜』の2題が行われた。
 向井氏は宇宙医学の意義について、「宇宙に長期滞在するパイロットの健康対策と、地上の生活に応用する究極の予防医学」と位置づけ、「2020年には人類を月へ、2030年には火星へ送り出す計画が進められており、長期間の探索ミッションでは歯科の問題への対応が必要」と述べた。

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