90年超す日本最古の歯科技工士養成学校の歴史に幕-愛歯技工専門学校

 公益財団法人愛世会「愛歯技工専門学校」が、平成30年以降の学生募集を停止し、平成31年3月に閉校することが決まった。
 愛歯技工専門学校は、大正14年に歯科医師の鹿毛俊吾氏が創設。歯科技工士という職業を確立するために厚生省(当時)に働きかけるなど尽力し、現在の歯科技工業務の礎を築いた。卒業生には海外でも高い評価を受けている桑田正博氏など多くの優秀な歯科技工士を輩出している。
 昨年1月には創立90周年特別講演会・懇親会を開催。岡野京二学校長は、「近年は全国の歯科技工士学校の受験者数が減少しているが、本校が100周年を迎え、再び皆様と再会できるようご支援を賜りたい」と述べていたが、全国的に歯科技工士志望者の減少傾向は改善せず、日本で最も歴史ある歯科技工士養成学校が閉校するという事態に、同校OBや歯科技工関係者は強い衝撃を受けている。

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