日歯会長選挙、構造的に完璧とは言い難いが現行制度が最適―都道府県会長会議

 日本歯科医師会の第125回都道府県会長会議が2月23日、歯科医師会館で開催された。あいさつに立った堀憲郎会長は、すべての病院で周術期口腔機能管理を徹底すれば、がん治療費の約15%(6,000億円)を削減できる可能性があるとの試算を明らかにした。
 日歯会長選挙のあり方臨時検討委員会(酒井昭則委員長)は、諮問事項「日歯会長選挙のあり方に関する検討」について、現行の会長選挙制度の基礎的条件、会長予備選挙の選挙権者について、会長予備選挙当選者の権限強化について、信任投票の必要性について、など、8項目からなる答申内容を明らかにし、「公益社団法人という枠組みの中で会員の意思を最大限反映するため、構造的に完璧とは言い難いが、根源的なところを会員の良識に委ねている現行制度が最適」と結論づけた。

カテゴリー: 医療団体   パーマリンク

コメントは受け付けていません。