郡市区歯科医師会と地域病院との連携状況、歯科のない病院とは20.2%

 日本歯科医師会の126回都道府県会長会議が5月25日、歯科医師会館で開催され、会務報告ならびに質疑が行われた。
 総括報告では牧野利彦副会長が、日本歯科総合研究機構が5月20日に発表した調査「郡市区歯科医師会における地域医療連携の状況」について報告した。

牧野 本研究では昨年秋に郡市区歯科医師会にアンケート調査を実施し、608地域より有効回答を得た。その結果、歯科のある病院との連携は63.1%と高かったが、ない病院との連携は20.2%と低かった。しかし、地域内に歯科の標榜のない病院しかない109地域では28.4%が連携をとっていた。
 郡市区単位の医療連携状況は、「地域ケア会議等」が54.3%と高く、連携内容は「有病者の歯科医療」「摂食嚥下リハビリテーション」「栄養サポート・食支援」などが多く、歯科のない病院との連携が郡市区単位で進んでいることが数値として示された。

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