カテゴリー別アーカイブ: 政治・行政

『高橋英登会長の信任投票を求める動議』出るも投票で否決―日本歯科医師連盟

 日本歯科医師連盟の第138回臨時評議員会が8月22日、東京・市ヶ谷で開催された。今夏の参院選比例代表選挙で支援した自民党の比嘉奈津美候補が落選したことを受け、高橋英登会長は7月25日の臨時記者会見の席で、「勝手に自分で出処進退を決めるというのは組織論としておかしいという意見もあり、最高議決機関である評議員会に委ねることがルール」と述べ、当初予定した9月22日を前倒ししてこの日の開催となった。  質疑では、選挙結果に関する責任を問う声、現執行部を支持する意見などが相次いだが、動議書『高橋英登会長の信任投票を求める動議』および、要求書『「高橋英登会長の信任投票を求める動議」についての採決方法に関する要求書』について書類の精査が行われたのち、動議を議案とするか否かについての投票が行われた。  結果は投票総数71票のうち「動議を議案にする」30票、「動議を議案にしない」41票となり、過半数に満たず否決された。  評議員会終了後の記者会見で高橋会長は、「十分評議員の意見を聞いたと思うか」との問いに対し、「落選の責任を求める意見だけでなく、短期間であれだけ票を集めたという評価の声もあった。辞めることだけが責任の取り方ではないし、気持ちが揺らいだ時期もあったが公的な場面で辞めると言ったことは一度もない」と述べた。

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比嘉奈津美氏の選挙対策本部が報告会

 日歯連盟の支援を受け自民党比例代表として立候補した比嘉奈津美氏の選挙対策本部は投開票が行われた翌22日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館で選挙報告会を行なった。  7月21日に第25回参議院議員通常選挙の投開票が行われた結果、自民党比例代表候補者33名人のうち19人が当選したが、日本歯科医師連盟が支援した比嘉奈津美候補は11万45966票を獲得したものの20番目となり落選した。選挙対策本部による報告会には比嘉氏のほか、宮口嚴選対本部長、山田宏本部長代行、日歯連盟の高橋英登会長が出席。比嘉氏は、「期間が短かったとはいえこのたびの結果となったことは、ひとえに私の力不足」と述べた。 質疑では、「日歯連盟として支援体制は十分だったと考えているか」との問いに対し高橋会長は、「評議員会で支援を決定したので従来とは異なる形の選挙を進めることになったのが、マイナスが生じないよう配慮しながら新しいタイプの選挙を行ったつもりである」と答えた。  また、「組織代表が不在の期間がしばらく続くことになるがロビー活動等への影響は?」との問いに対し、「選考委員会を経た組織内候補がいなくともロビー活動等における力が大きく欠落することはないと確信している」とした。

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埼玉県歯科技工士連盟は看護協会擁立の石田昌宏候補を推薦

 関東地区歯科医師連盟役員連絡協議会が5月30日、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズで、『第25回参議院選挙への対応となつみの会における後援会活動の取り組み方について』をテーマに開催された。  協議では埼玉県歯科医師連盟の高木忠雄理事長が、「次期参院選で埼玉県歯科技工士連盟は看護協会が擁立する石田昌宏候補の推薦を表明している」とし、その方針は上部団体である日本歯科技工士連盟の決定であることを明らかにした。高木理事長は、「石田候補とともに歯科界の代表である比嘉候補についても複数推薦を要請する」とし、他県の状況について確認を求めたが、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、神奈川県の歯科技工士連盟は比嘉候補の支援を決めていることが明らかになった。

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比嘉奈津美氏が第25回参議院議員選挙出馬にあたり記者会見

 7月に予定される第25回参議院議員通常選挙に出馬する比嘉奈津美氏が4月26日、東京都内で記者会見を開いた。参院選比例代表として4月24日に自民党より公認を受け、再び国政を目指すにあたり、比嘉氏は次のように考えを明らかにした。 比嘉 取り組むべき課題は多岐にわたりますが、中でも最も重要な課題は安定した歯科医院経営のための基盤づくりと考えています。診療報酬改定対策もその一つで、初再診料の医科歯科格差是正は日歯連盟の高橋英登会長がかねてより主張しているところです。課題を実現するためには歯科医療の重要性を訴え広く国民の理解を得ることが必要です。そのために、衆議院議員としての国政経験にもとづく人脈を有効に活用していきたいと考えています。極めて限られた期間ですが足を使って全国の会員に理解を求めていきます。  比嘉氏は福岡歯科大学を卒業。女性初の沖縄県歯科医師会副会長、沖縄県歯科医師連盟会長を歴任。2012年の第46回総選挙で初当選後、自民党所属の衆議院議員として二期務め環境大臣政務官等を歴任。現在は日本歯科医師連盟顧問。

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次期参院選比例代表選挙は比嘉奈津美氏を組織として支援―日本歯科医師連盟

 日本歯科医師連盟の第136回評議員会が3月29日、歯科医師会館で非公開のもとに開催された。議事は8議案が協議ののち承認された。第8号議案では、会長候補者として現会長の高橋英登氏、監事候補者として樋口壽一郎氏(現監事・鳥取県)、川野敏樹氏(現副会長・大阪府)、渡辺正臣氏(現副会長・愛知県)の三氏がそれぞれ定数内となり当選が決まった。  評議員会終了後に開かれた記者会見で高橋英登会長は、次期参院選比例代表選挙で比嘉奈津美氏(沖縄県)を組織として支援することが議決されたことを明らかにした。「比嘉氏は現在32県から推薦を受けており、正式決定を待っている地域を含め40地域は確実に超える」とし、自民党への公認申請については、「公認を取るには十分な推薦が必要だが、それはクリアできるものと考えている。ただし、比嘉氏の地元は沖縄で、地区事情も勘案しなければならない。申請時期については統一地方選挙とのからみもあり、われわれより後援会組織からのアクションとなるだろう。コンプライアンスの徹底を図ることがわれわれの第一の役目」と考えを示した。

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