月別アーカイブ: 5月 2016

　日本歯科医師会の第122回都道府県会長会議が開催された５月27日、熊本地震で甚大な被害を受けた熊本県歯科医師会の浦田健二会長が次のように述べた。 浦田　全国の会員より温かい励ましと労りの言葉をいただいたことに心より感謝します。歯科医師会では「誤嚥性肺炎による死亡ゼロ」、「発災前の肺炎発生率に戻す」という二つの目標を旗印に歯科保健活動を進めていく考えです。なお、被災して完全に診療ができない会員が５名、診療はできるものの建物の取り壊しが決まっている会員が８名、半壊以上でかなりの支援が必要な会員がまだ９名おり支援を必要としています。御礼とともに更なる支援を賜るようお願いします。

　第10回アジア小児歯科学会・第54回日本小児歯科学会が５月26日から28日までの３日間、東京・水道橋の東京ドームホテルで開催され、国内外の歯科関係者が多数訪れた。 　開会のあいさつに立った大会長の新谷誠康氏（東京歯科大学教授）は、大会のテーマに掲げた『ＫＩＺＵＮＡ〝絆〟』について、「絆とは人と人との繋がりを強化することであり、新たな知識を交換し共有するという意味でもある」とし、「アジアから多くの医療関係者の参加をいただき心より感謝申し上げる」と述べた。続いてアジア小児歯科学会のボードメンバーが登壇し新谷大会長を囲んで記念撮影が行われた。 　プログラムは海外演者による招聘講演や招待シンポジウム「アジア途上国の現状」など国際色豊かな内容となった。

　5月26日に行われた日本歯科医師会の定例記者会見の中で、本年3月末現在の会員の年代別構成が明らかになった。年齢構成は50歳代と60歳代が６割を占め、平均年齢は59歳１ヶ月となった。

　日本アンチエイジング歯科学会（松尾通会長）の第11回福岡学術大会（荒木房枝大会長）が5月21日（土）・22日（日）の両日、電気ビル共創館みらいホール＆カンファレンス（福岡市）で開催され、約600名の歯科関係者が参加した。 　認定医講演では山下喜久氏（九州大学大学院歯学研究員教授）、丸茂義二氏（日本歯科大学名誉教授）、水上哲也氏（九州大学歯学部臨床教授）の講演が行われたほか、会場では60社近くの企業展示に加え、ヘアメイクコーナーやネイルコーナーなど同学会独自のユニークなブースが設けられた。 　また、初日終了後にホテルニューオータニ博多で行われた懇親会では、アンチエイジングアワード2016の授賞式が開催され、歌手・小説家のさだまさしさんが受賞した。さださんは健康的な若さを保つために心がけていることを語ったのち、ヒット曲の「案山子」、「風に立つライオン」の2曲を披露し会場を沸かせた。

　医院デザインフェア2016（日本歯科新聞社主催）が5月21日から二日間、秋葉原UDX GALLERYで開催され、期間中に1,417名の歯科関係者が入場した。セミナー会場ではデザイン事務所やマーケティング企業によるミニセミナーが13題行われた。