日別アーカイブ: 2016年10月19日

レセプト1枚あたりの点数頻度、在宅診療が伸長、デンチャーは減少―社会保険指導者研修会

 平成28年度社会保険指導者研修会が10月17日、日本教育会館で開催された。厚生労働省の鈴木康裕保険局長、日本歯科医師会の堀憲郎会長があいさつを述べたのち、講演は『〜これからの歯科医療を取りまく新技術〜平成28年度診療報酬改定で保険収載された新技術 ICTを活用した歯科医療と医療連携』をテーマに全6題が行われた。  日歯の遠藤秀樹常務理事は、演題『歯科医療の現状』の中で、平成12年度から平成27年度までの歯科医療費動向について解説。「レセプト一枚当りの点数頻度を見ると大きく伸びているのは在宅診療で約7.5倍。最も減少幅が大きいのは補綴系のデンチャーで、高齢者は増えていてもデンチャーは減少している。高齢者でもかなり歯が残っており、患者側も長期間の維持・管理を目的とした通院行動が増えているのではないか。また、中高年層の健康意識の変化が高齢者の受診率の高まりに繋がっていると考えられる」と見解を述べた。

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