日別アーカイブ: 2017年2月20日

診療内容に変化、欠損補綴や歯冠修復は減少―歯科衛生推進フォーラム

 日本歯科衛生士会の平成28年度歯科衛生推進フォーラムが2月12日、東京・丸の内のステーションコンファレンス東京で開催された。関係部局の厚生労働省担当者および東京大学高齢社会総合研究機構の飯島勝矢教授が講演したのち、千葉県柏市保健福祉部地域医療推進室専門監で歯科衛生士の吉田みどり氏、山形県歯科衛生士会の小野淑子会長、大分県歯科衛生士会の有松ひとみ会長の三氏が地域包括ケアシステムに向けた取組みを報告した。  厚労省医政局の田口円裕歯科保健課課長は『歯科保健医療の動向』をテーマに講演。歯科医療を取り巻く状況として診療内容も大きく変化しているとして、「平成20年と平成27年を比較すると、75歳以上では歯冠修復が減少し簡単な処置が増加、在宅医療も増加している。変化の顕著な事例を挙げると、平成10年の算定回数を100とした時、平成26年には総義歯が半減、局部床義歯が6割程度、クラウン・ブリッジも軒並み減少しており、欠損補綴、歯冠修復は激減していると言ってよいだろう」と述べた。

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