月別アーカイブ: 7月 2017

日本歯科医師会、文部科学省に「平成30年度制度・予算に関する要望書」提出

 日本歯科医師会は7月20日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館で定例記者会見を開催した。柳川忠廣副会長は、文部科学省に7月19日に提出した「平成30年度制度・予算に関する要望書」の重点的な要望項目について次のように報告した。 柳川 第一に「歯学教育から生涯研修まで一貫して連動するシステムの構築に向けた協議会の設置」を求めた。第二は「歯科大学・歯学部における多様な歯科医療ニーズに対応した歯学教育充実のための予算措置」である。新たな社会的ニーズの一つに在宅歯科医療の推進があるが、大学教育に中で訪問診療に関する教育は必ずしも十分ではない。法歯科医学、スポーツ歯科においても同様の状態なのでサポートを求めることとした。第三は「歯科衛生士、歯科技工士の人材確保」である。特に歯科技工士については受験者数の減少が著しく危機的な状況である。また、歯科衛生士においては教育内容と臨床現場にあまりにも格差があり、実践的な教育が必要と認識している。

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日本学校歯科医会、川本強会長が就任記者会見、新役員の担当所管等発表

 日本学校歯科医会は7月19日、歯科医師会館で川本強会長の就任記者会見を開催し、新役員の担当所管等を明らかにした。あいさつに立った川本会長は、「学校歯科保健活動において慕われ、敬われる人材の育成に尽力する」、「学校歯科保健活動に必要とされる全国的な参考資料・教材を作成する」、「学校歯科保健活動を普遍的にかつ効果的に実践する組織構成と運営を行う」の3点をマニフェストとし、「学校歯科保健とは、例えれば頂上のない山登りのようなもの。子どもを中心に、学校歯科医、養護教諭、保護者、かかりつけ歯科医が共に連携を図る体制づくりを進めていきたい」と考えを述べた。 ◆新役員と担当所管(平成29年6月28日〜平成31年6月定時総会終結時) ▼会長/川本強(代表理事)▼副会長/齋藤秀子(生涯研修制度・学術)、柘植紳平(普及)、平塚靖規(広報・渉外)▼専務理事/長沼善美(総括・総務・会計)▼常務理事/澤田章司(総務)、阿部直樹(会計)、竹内純子(生涯研修制度)、野村圭介(学術)、江口康久万(普及)、佐々木貴浩(広報)▼理事/水谷成彦(学術)、一之瀬達也(普及)、吉岡弘二(普及)、阿左見葉子(総務)、山形光孝(会計・普及)、苅部 充(学術)、鈴木 博(学術・普及・全国大会)、赤松俊嗣(生涯研修制度)、上田保秀(広報)、實能田 尚(学術)、大林裕明(広報)▼監事/吉田慶造、奥田昌義、三箇正人。※敬称略。

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インプラント矯正の世界大会WIOCを神戸国際会議場で開催

 『第9回World Implant Orthodontic Conference(世界インプラント矯正歯科学会)』および『第59回近畿東海矯正歯科学会大会 学術大会』が、7月2日から3日間にわたり、神戸国際会議場にて共同開催された。  初日に行われた開会式では、近畿東海矯正歯科学会の松本尚之会長、兵庫県歯科医師会の澤田隆会長らとともに、WIOCの嘉ノ海龍三大会長も登壇し、念願であった世界大会を日本で開催できたことの喜びを語るとともに、「今日は皆様の熱気で梅雨前線が消し去った。ただ、くれぐれも熱中症には注意して欲しい」とユーモアを交えて関係者・来場者への謝辞を述べた。

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東京都歯科医師会、山崎一男会長の新執行部の陣容を発表

 東京都歯科医師会は7月10日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館で記者会見を開催し、新執行部の陣容を明らかにした。  冒頭のあいさつに立った山崎一男会長は、「髙橋哲夫前会長の実績を継承し、確実にしていくことが現執行部の仕事」と述べた。具体的な取り組みについては、「事務局を改変し機能的に動かしていくことと、会立歯科衛生士学校をどのようにして存続していくかということ、大きなところはこの二つ」とした。  執行部役員および担当所管は次の通り。(任期は平成29年6月22日〜平成31年6月定時代議員会終結時、敬称略) ▼会長/山崎一男(総括) ▼副会長/井上恵司(保険、医事処理、教育)  勝俣正之(学術、公衆衛生、センター・介護)  阪柳敏春(医療管理・調査、医事相談、福祉共済、広報・IT、厚生文化) ▼理事/湯澤伸好(専務)、岡田信夫(総務)、小野寺哲夫(会計)、  山本啓太郎(学術)、山本秀樹(公衆衛生)、織田泰之(センター、介護)、  小野沢真一(社保)、稲葉孝夫(国保)、山口幸一(医療管理、調査)、  千葉 治(医事処理)、西崎威史(医事相談、福祉共済)、  小笠原浩一(広報・IT、厚生文化)、下重千恵子(教育) ▼監事/早速晴邦、田口文彦、髙橋秀直

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日本歯科医学会「歯科診療行為のタイムスタディー調査2016年版」を発表

 日本歯科医学会は7月10日、「平成29年版新歯科医療機器・歯科医療技術産業ビジョン」および「歯科診療行為のタイムスタディー調査2016年度版」の発行記念会を東京・市ヶ谷の歯科医師会館で開催した。  「平成29年版新歯科医療機器・歯科医療技術産業ビジョン」についてはビジョン作成ワーキンググループ座長の興地隆史氏(東京医科歯科大学教授)、「歯科診療行為のタイムスタディー調査2016年度版」についてはワーキンググループ座長の小林隆太郎氏(日本歯科大学教授)がそれぞれ概要を説明した。  このタイムスタディー調査は外来で行う診療行為に要する時間を人件費に換算したもので、小林氏は、「本調査だけで社会保険診療報酬に強く言及することは適切でない。このドクターフィー的要素以外にスタッフの人件費や材料費などホスピタルフィー的要素を踏まえた総合的な分析でなければならない」と今後の課題を示した。ホスピタルフィー的要素には、医療従事者の人件費、診療器材、材料費、技工料、施設運営に伴う必要経費などがある。分析によれば、東京都内診療所の1時間当りのホスピタルフィーは13,207円と試算されるという。

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