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日本歯科衛生学会、「健康で長生き、上手に老いるために」テーマに3日間にわたり品川区で開催

 日本歯科衛生学会の第12回学術大会が9月16日〜18日の3日間、東京・東大井のきゅりあん(品川区立総合区民会館)で「健康で長生き、上手に老いるために」をメインテーマに開催された。  17日の教育講演『子どもの口腔機能を育むために』(日本歯科大学・田村文誉教授)では、子どもたちの健康支援に関わる新たな課題として「小児在宅」の問題を挙げた。疾患のために在宅で生命維持装置等の機器を使用しているため、通院が困難な子どもたちがいる。田村氏は、そうした子どもたちに歯科医療や口腔ケアをどのようにして提供するかを今後の検討課題とした。  18日には、シンポジウム『住み慣れた地域で最期まで自分の口から食べるため』が行われた。基調講演の講師を東京都新宿区健康部参事の矢澤正人氏が務め、シンポジストとして白十字訪問看護ステーションの秋山正子氏、管理栄養士の水野三千代氏、地域食支援グループ・ハッピーリーブス代表の篠原弓月氏(歯科衛生士)らを招き、多職種による講演とディスカッションが注目を集めた。

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