月別アーカイブ: 3月 2018

第111回歯科医師国家試験、合格者数2,039人で大台回復も合格率は64.5%で厳しい状況続く

 3月19日、第111回歯科医師国家試験の合否結果が厚生労働省および地方厚生局にて発表された。出願者数は3,721人、受験者数は3,159人、合格者数は2,039人で、2年ぶりに2,000人の大台を回復したものの、新卒・既卒合計の全体合格率は64.5%(前回65.0%)と前回より低下した。新卒のみの合格率は77.9%(前回76.9%)だった。  男女別合格者数は男性1,162人、女性877人で女性が43.0%を占め、過去最多を記録した。合格率でも男性60.4%に対し、女性71.0%と女性優位が続いている。  学校別では、東京歯科大学が新卒・既卒合計で95.0%、東京医科歯科大学が92.7%で続いた。新卒のみの合格率は東京歯科大学と東京歯科歯科大学が96.1%で並んだ。

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元日歯会長・大久保満男氏の旭日重光章受章祝賀会、ホテルニューオータニで開催

 元日本歯科医師会会長の大久保満男氏の旭日重光章受章祝賀会が2月24日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ「鳳凰の間」で開催され、約200名が参集して大久保氏の叙勲を祝った。謝辞に立った大久保氏はこれまでの足跡を振り返り、次のように述べた。 大久保 平成18年に日歯会長に就任した時は大きな事件の後のことで、大久保執行部は真冬の暴風雨の中に船出をする船のような状況でした。一番心に響いたのは、地域の若い先生から、「歯科医師であることに誇りも希望も持てない」と言われたこと。そこで、「生きる力を支える歯科医療」をテーマに掲げ、歯科の臨・学・産という同じ船に乗り合わせた全てのクルーが同じ思いでそれぞれの役割を果たす総力戦でいこうと申し上げました。  そのような状況の中では理想を語らざるを得ない。おそらく、「大久保は現実よりも理想を語りすぎる」と言われたであろうと思っていますが、多くの会員の理解を得て9年間会長を務めることができました。  本当に嬉しいことは皆様方と出会えたことです。私が48年間、歯科医師会に関わっていなかったら皆様と人生の中で交わることはなかったでありましょう。皆様方に心から御礼申し上げ、私からの謝辞と致します。本当にありがとうございました。

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日歯会長選挙、構造的に完璧とは言い難いが現行制度が最適―都道府県会長会議

 日本歯科医師会の第125回都道府県会長会議が2月23日、歯科医師会館で開催された。あいさつに立った堀憲郎会長は、すべての病院で周術期口腔機能管理を徹底すれば、がん治療費の約15%(6,000億円)を削減できる可能性があるとの試算を明らかにした。  日歯会長選挙のあり方臨時検討委員会(酒井昭則委員長)は、諮問事項「日歯会長選挙のあり方に関する検討」について、現行の会長選挙制度の基礎的条件、会長予備選挙の選挙権者について、会長予備選挙当選者の権限強化について、信任投票の必要性について、など、8項目からなる答申内容を明らかにし、「公益社団法人という枠組みの中で会員の意思を最大限反映するため、構造的に完璧とは言い難いが、根源的なところを会員の良識に委ねている現行制度が最適」と結論づけた。

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月刊 『DENTAL VISION』 2018年3月号を発刊しました

◆ 特集 歯科医院経営を左右する平成30年度診療報酬改定のポイント ◇平成30年度歯科診療報酬改定の主な内容 ◇初診料の注1の規定と、在支診・か強診の施設基準 ◇医療・介護同時改定で何が変わったか  1 医療連携の推進  2 かかりつけ歯科医機能と地域連携の推進  3 在宅医療の充実  4 口腔機能の維持・向上への対応  介護報集改定の留意点  口腔機能低下症への対応について ◆ メッセージ   大久保満男先生旭日重光章授賞祝賀会より   「真冬の暴風雨の中に船出した大久保執行部」   元日本歯科医師会会長/大久保 満男 氏 ◆ 注目の講演から ◇ 臨床研究法はなぜ法制化されたか、歯科との関りは?   ―日本歯科医学会・日本歯学系学会協議会共催セミナーより   /厚生労働省医政局研究開発振興課治験推進室/中濱洋子 ◇ 歯科衛生士の就業状況から復職支援のあり方を考える   ―日本歯科衛生士会主催「平成29年度歯科衛生フォーラム」より   /厚生労働省医制局歯科保健課/田口円裕、札幌市保健福祉局/秋野憲一 ◆ 巻末カラー ◇ 現役歯科美女図鑑/三浦弘美さん … 続きを読む

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歯科医師専門医制度構築のための第三者機構、日歯も設立時社員として参加

 日本歯科医師会の定例記者会見が2月22日、歯科医師会館で開催された。  質疑では、小林慶太常務理事が歯科専門医制度の検討に関する進捗状況について、「歯科医師専門医制度構築のための第三者機構を設立し、日歯も設立時社員として参加することとした。制度設計等については機構設立後の協議となる」とし、「更新時には現行規定の中に、日歯生涯研修の単位取得等を提案したい」とした。  堀憲郎会長は、「まず現在の専門医資格に関する分科会のスタンダードのばらつきについて整理をすることが先決で、新しい総合専門医的な話については慎重に対応したい」と考えを示した。

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