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歯科技工士のための診療報酬改定講習会を開催―東京都歯科技工士会

 東京都歯科技工士会は4月15日、フクラシア浜松町(東京都港区)で『平成30年度診療報酬改定講習会』を開催。清水潤一氏(日本歯科技工士会常務理事、大阪府歯科技工士会会長)を講師に招き、歯科技工に関連する改定項目について解説した。  清水氏は「これまで日本歯科技工士会は製作技工に要する費用を確保するための働きかけを続けてきたが、個々の歯科技工士も心がけなければならないことがある」とし、①歯科技工士も診療報酬の仕組みに関する正しい知識を身につけるよう努めること、②費用割合〝7対3〟の7が歯科技工料の〝天井〟と誤解しないこと、③適正な歯科技工料を求めるためには不必要な値引きを行わないこと、などを指摘した。  具体例として、小臼歯のCAD/CAM冠が保険導入されて1年目の歯科技工料の実態価格は1200点のほぼ7割にあたる8,400円だったが、その後、技工料金の値崩れが起こるとともに、保険点数が引き下げられる結果を招いている。

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