日別アーカイブ: 2018年5月28日

認知症患者の義歯治療ガイドライン作成に向けパネル会議―日本老年歯科医学会

 日本老年歯科医学会は5月23日、東京・水道橋の東京歯科大学で、「認知症患者の義歯治療ガイドライン」作成のための最終公開パネル会議を開催した。  櫻井薫理事長は、パネル会議開催までの経緯について、「2014年の理事長就任当時、2025年に認知症患者は700万人に達するだろうといわれ、翌年国は新オレンジプランを明らかにした。このような状況の中で、本学会は認知症患者のための歯科診療および対応に関する立場表明を明らかにし、使命の一つとして診療ガイドラインを作成することとした。本日はその中で特に疑問が多かった義歯について、患者側及び介護関係者をパネラーに招き、広く意見を伺うこととした」と述べた。  パネル会議には、ガイドライン委員会委員として田村文誉教授(日本歯科大学)、服部佳功教授(東北大学)、東京都健康長寿医療センター研究所から平野浩彦氏らが出席。さらに、義歯を使用している患者、認知症患者の家族、高齢者施設勤務の介護関係者らが参加し、10件の臨床上の課題について活発に意見が述べられた。

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