月別アーカイブ: 7月 2018

愛知県歯が厚労省の予算付け事業として、オーラルフレイルの調査研究事業を実施

 愛知県歯科医師会は6月26日、愛知県歯科医師会館「歯〜とぴあホール」で、『愛知県歯科医師会・愛知県東浦町オーラルフレイル調査研究事業』の記者発表会を開催した。  この事業は、厚労省による平成30年度老人保健健康増進等事業に対し、愛知県歯科医師会が応募した『歯科検診と事後フォローによる高齢者の自立支援と重症化予防への検証及び口腔機能の維持と栄養・運動を含めた総合プログラム検証事業』が採択され、単年度事業として予算付けされて実施されるもの。  事業実施の主体となる愛知県歯科医師会の内堀典保会長は、「都道府県歯科医師会が単独で国の予算をもとに受託事業を行うのは全国初であり、全身のフレイルとオーラルフレイルの関係の調査研究も全国初となる。大学のような研究機関ではなく、町の歯医者の団体が調査の主体になることも全国初の試みとなる。2025年問題に向け愛知県の政策づくりのためにも重要な調査になると位置づけている」と抱負を述べた。

カテゴリー: 医療団体 | コメントは受け付けていません。

日歯会員が50%以上の学会はわずか4学会―日本歯科医学会

 日本歯科医学会の第98回臨時評議員会が6月19日、歯科医師会館で開催された。第2号議案「専門分科会の資格更新に関する件」では、専門分科会に所属する21学会の資格更新について過去5年間を対象に調査した結果、18学会は更新を「可」とし、3学会は2021年3月31日までに是正し再度更新手続きを行うことが求められた。  質疑では、「日本歯科医師会会員の割合が極めて少ない学会がある」との報告に対し詳細の報告が求められ、井上孝副会長は18学会のうち日歯会員が含まれる割合が50%以上の学会はわずか4学会であることを明らかにした。  この点について片山繁樹評議員(歯科医療管理学会)より、極端に日歯会員が少ない学会への助成金の配分は見直すべきではないかとする意見が前回の評議員会に続いて示された。  住友会長はこれに対し、「各分科会には、なるべく日歯会員が入りやすい仕組みを考えてほしいとお願いしている。日常の臨床に役立つ学会は数多くある」と考えを述べた。

カテゴリー: 医療団体, 学会・イベント | コメントは受け付けていません。

愛知学院大学歯学部同窓会、創立50周年記念で式典・講演会・祝賀会開催

 愛知学院大学歯学部同窓会の創立50周年記念式典・講演会・祝賀会が『さらなる飛躍〜輝け 半世紀の伝統と誇りを胸に〜』をテーマに6月17日、名古屋東急ホテルで開催され、550名の歯科関係者が参集し賑わいを見せた。  創立50周年記念式典は、池山正仁会長の式辞に続いて、来賓より日本歯科医師会の堀憲郎会長、日本歯科医師連盟の高橋英登会長、佐藤悦成愛知学院大学長が登壇し祝辞を述べた。  記念式典に続いて行われた講演会は、京都大学iPS細胞研究所の妻木範行教授を講師に招き、『iPS細胞を使った軟骨疾患研究の新展開』をテーマに行われた。また、講演に先立ち、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授(IPS細胞研究所所長)がビデオメッセージで登場し、祝辞を述べて注目を集めた。

カテゴリー: 医療団体, 歯学部・歯科大学 | コメントは受け付けていません。