日別アーカイブ: 2019年5月9日

外国人歯科技工士の養成について法制度上の考え方や制限を整理

 日本歯科医師会の定例記者会見が4月25日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館で開催された。あいさつに立った堀憲郎会長は平成の時代を振り返り、「平成16年10月23日に新潟県中越地震が発災し、なおも余震が続く11月8日に天皇皇后両陛下が長岡までお見えになり、避難所等で身を寄せていた被災者のお見舞いと激励のお言葉がどれだけ被災者の心の支えになったかは計り知れない。われわれ医療提供者も勇気を与えていただいた。このたびの退位を機に改めて感謝の意を捧げ、両陛下には末長くご健勝であられることを心よりご祈念申し上げる」と述べた。  三井博晶常務理事は3月開催の臨時代議員会での質疑にあった「不足する歯科技工士を補うために外国人の歯科技工士を養成する旨の意見」に対し、改めて法制度上の基本的な考え方や制限について次のように整理した。 三井 平成2年の法務省令第16号「上陸許可により医療の在留資格を付与する基準」において、「歯科技工士、臨床検査技師または衛生検査技師は医療に従事する目的の上陸は許可されない」と明記されている。医療に従事できる歯科医療従事者として歯科医師、歯科衛生士は記載されているが、歯科技工士の記載はない。したがって、外国人が日本の養成校を卒業し国家試験に合格しても、歯科技工士として日本に在留することはできない。

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東京都女性歯科医師の会、創立10周年で記念大会

 東京都女性歯科医師の会創立10周年記念大会が4月14日、東京・日比谷の帝国ホテル「孔雀東の間」で開催され約200名の関係者が出席して賑わいを見せた。  祝賀会等に先立って行われた東京都女性歯科医師の会総会では、髙野博子会長のあいさつに続いて会務報告、議事として全4議案が諮られた。報告の中では、平成31年3月31日の会員数が310名となり引き続き増加傾向にあることが明らかにされた。  ミニシンポジウムは『輝ける女性歯科医師を育むために』をテーマに、学校法人福岡学園の水田祥代理事長、日本歯科医師会の有松美紀子理事の二人を講師に迎えて講演が行われた。

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