日別アーカイブ: 2019年9月6日

『高橋英登会長の信任投票を求める動議』出るも投票で否決―日本歯科医師連盟

 日本歯科医師連盟の第138回臨時評議員会が8月22日、東京・市ヶ谷で開催された。今夏の参院選比例代表選挙で支援した自民党の比嘉奈津美候補が落選したことを受け、高橋英登会長は7月25日の臨時記者会見の席で、「勝手に自分で出処進退を決めるというのは組織論としておかしいという意見もあり、最高議決機関である評議員会に委ねることがルール」と述べ、当初予定した9月22日を前倒ししてこの日の開催となった。  質疑では、選挙結果に関する責任を問う声、現執行部を支持する意見などが相次いだが、動議書『高橋英登会長の信任投票を求める動議』および、要求書『「高橋英登会長の信任投票を求める動議」についての採決方法に関する要求書』について書類の精査が行われたのち、動議を議案とするか否かについての投票が行われた。  結果は投票総数71票のうち「動議を議案にする」30票、「動議を議案にしない」41票となり、過半数に満たず否決された。  評議員会終了後の記者会見で高橋会長は、「十分評議員の意見を聞いたと思うか」との問いに対し、「落選の責任を求める意見だけでなく、短期間であれだけ票を集めたという評価の声もあった。辞めることだけが責任の取り方ではないし、気持ちが揺らいだ時期もあったが公的な場面で辞めると言ったことは一度もない」と述べた。

カテゴリー: 医療団体, 政治・行政 | コメントは受け付けていません。