月別アーカイブ: 12月 2019

次期診療報酬の改定率決定を受け、日歯連盟が緊急記者会見

 日本歯科医師連盟は12月18日、令和2年度診療報酬改定に係る緊急記者会見を開催した。  高橋英登会長は、「結果的に前回並みのプラス0・55%という数字が出たが、実質プラス0・47%をベースとした1対1・1対0・3という配分比率を堅持する形で最終決着した。もう少し財源を確保できる目算をもって進めてきたが、周知の通り2兆4千億円の税収減となったため、全体ではマイナス基調、本体部分はプラスという痛み分けのような結果と思っている」と見解を述べた。  質疑では、「特例部分の0・08%を含めても1対1・1は堅持できたことになるのか」との問いについて、「働き方改革の0・08%は医科のものだろうという声もあったが、あくまで救急病院のことであって一般開業医には関わりのないものである。われわれとしてはあくまでベースは0・47%で0・08%は別物と考えざるを得ない」と述べた。

カテゴリー: 医療団体, 政治・行政 | コメントは受け付けていません。

次期診療報酬改定、歯科は+0・59%

 日本歯科医師会は12月18日、令和2年度診療報酬の改定率が決まったことを受け、臨時記者会見を開催して見解を明らかにした。  診療報酬の改定率は+0・55%。このうち+0・08%は消費税財源を活用した救急病院における勤務医の働き方改革への特例的な対応とし、実質+0・47%、各科の改定率は医科+0・53%、歯科+0・59%、調剤+0・16%とした。  堀憲郎会長は改定率の結果について、「前改定の全体0・55%、歯科0・69%を下回る結果となり、議論を重ねてきた取り組みの推進には十分とは言えない結果と受け止めている。薬価引き下げによる財源の一部しか診療報酬本体に充てられず、ネットマイナスの改定となったことは大きな問題である。歯科医療機関の健全な経営を確保するためにも、全額を充てることを引き続き訴えていきたい」と述べた。

カテゴリー: 医療団体, 政治・行政 | コメントは受け付けていません。

月刊 『DENTAL VISION』 2019年12月号を発刊しました

◆特集/働き方改革、院長の留意点 ―有給休暇付与義務、時間外勤務の上限等にどう対応するか ◇働き方改革関連法の要点と歯科医院経営者の留意点  棚瀬法律事務所/沖山英毅 弁護士 ◇歯科医師の勤務実態の現状と課題  (公社)日本歯科医師会/柳川忠廣 副会長  日本歯科総合研究機構/恒石美登里 主任研究員 ◇休職・離職は予防できる、健康経営に実現力を  (株)メンタルヘルステクノロジーズ/刀禰真之介 代表取締役 ◆メッセージ  東京都女性歯科医師の会・令和元年度 秋の学術講演会・懇親会  口腔機能の向上で健幸社会にアプローチ  東京都女性歯科医師の会・髙野博子 会長 ◆TOPICS ◇次期診療報酬改定に向け、歯科議連で日歯の方針示す/日本歯科医師会 ◇次期参院選で比例代表候補の擁立を理事会決定/日本歯科医師連盟 ◇「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2019」中村アンさん、竹内涼真さんが受章 ◆ 巻末カラー ◇現役歯科美女図鑑/鈴木英子さん ◇アラデンカルチャークラブ/「ロックギタリスト」清水義央さん ◇編集部突撃レポート/トイレ産業展2019 ◇緑風荘病院管理栄養士の食支援日記/社会福祉法人緑風会 ご購入はこちら(シエン社の該当ページ)

カテゴリー: 月刊『DENTAL VISION』 | コメントは受け付けていません。