日別アーカイブ: 2020年9月7日

WHOのガイダンスに対して日本歯科医師会が見解を公表

 世界保健機関(WHO)が示したガイダンス『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)禍における必須の歯科保健医療サービス提供に関する考察』に対して日本歯科医師会は8月17日付で見解を発表した。  このガイダンスでは、「歯科医療機関での新型コロナウイルス感染について」「歯科医療機関における同感染症の拡大の封じ込め」「患者のスクリーニングと優先順位」「歯科医療機関での感染予防と治療前の管理」「診療室での換気」「治療中の歯科医療従事者と患者の感染防止」「患者治療後の次の患者までの清掃と消毒」等を記載している。  その中で、「市中感染からクラスターに感染率が低下するまで、あるいは国、都道府県、地域レベルの公的な勧告に従い、日常的で必須でない歯科治療(定期健診、歯のクリーニング、予防的ケアを含む)は遅らせること」と助言しているが、日歯では「日本の現状には当てはまらない」とし、今日まで「歯科治療を介しての感染拡大事例」や「歯科医療機関での大きなクラスター発生」は報告されていないことを改めて明らかにした。

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