タグ別アーカイブ: iPS細胞

山中教授の京都大学iPS細胞研究基金への小口寄付金が急増

 山中伸弥教授のノーベル医学・生理学賞受賞を受けて、「京都大学iPS細胞研究基金」への小口寄付金が急増している。  同教授は受賞発表前より「Just Giving Japan」というサイトを利用して寄付金を募っている。  「Just Giving Japan」はインターネットを活用して、NPO法人等の非営利団体への寄付を集める仕組みで、クレジットカードやネットバンキング等で個人が小口の金額を簡便に寄付できる。また、寄付を受ける団体の関係者でなくとも、応援したい団体があれば自分が何らかの「チャレンジ」を行うことで寄付を募ることができるという特有の仕組みがあり、徐々に認知度が高まっている。  山中教授の「京都大学iPS細胞研究基金」へはノーベル賞の受賞発表後、数多くの個人から千円、二千円、五千円といった金額の寄付が絶え間なく続いており、目標金額の1,000万円を突破し、なおも増え続けている。 京都大学iPS細胞研究所 Just Giving Japanのホームページ

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東北大学の新垣真紀子医員、福本敏教授らが、iPS細胞からエナメル芽細胞の誘導に成功

 東北大学病院の新垣真紀子医員、歯学研究科の福本敏教授らは、iPS細胞からエナメル芽細胞の誘導に世界で初めて成功し、その研究成果がアメリカの科学雑誌「The Journal of Biological Chemistry」電子版に掲載されたことを発表した。  研究成果は、米国国立衛生研究所、岩手医科大学、東京理科大学との共同研究によるものとのこと。本年1月には、手医科大学の原田英光教授らが、iPS細胞から象牙芽細胞の分化誘導にも成功している。東北大学では、今回の研究成果との組み合わせにより、全身のどこの細胞からも歯を作り出せる可能性が生まれたと考えられるとしており、今後はiPS由来の歯関連細胞から歯を形成しうるかどうかの検討を行うとともに、エナメル芽細胞の分化メカニズムの解明や、エナメル質再生に関する研究にも発展させたいとしている。 東北大学のホームページ

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岩手医科大学の原田英光教授と大津圭史ポストドクターらがiPS細胞から象牙芽細胞を作り出すことに成功

 岩手医科大学、解剖学講座発生生物・再生医学分野の原田英光教授と先進歯科医療研究センターの大津圭史ポストドクターらは、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から歯のもととなる細胞を作り出すことに成功し、米国の学会誌「Stem Cells and Developmet」に論文を発表した。  同論文では、iPS細胞が象牙質を作る象牙芽細胞に分化することが世界で初めて示され、何回かのステップに分け分化誘導を行うことで効率よく象牙芽細胞に分化することも明らかにされた。また、この細胞はマウスに移植しても癌化しないため、再生医療に用いる際の安全性も示唆されているという。  上記の研究成果は、岩手医科大学歯学部オープンリサーチプロジェクトの研究テーマより得られたもの。今後は分化の仕組みをさらに解明するとともに、iPS細胞を使った新しい歯の再生法の開発を進めていくとしている。 岩手医科大学のホームページ

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