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社会保障審議会医療保険部会、「高額療養費制度の見直し」等について議論

 厚生労働省は11月30日、全国都市会館において第101回社会保障審議会医療保険部会を開催した。議題の「骨太2016、経済・財政再生計画改革工程表等の指摘事項について」に関し、日歯常務理事の遠藤秀樹委員は「高額療養費制度の見直し」について、「高齢者に応分の負担を求めることはやむを得ないが、一律に限度額全体を引き上げることには反対である。特に住民税非課税世帯まで上げていくことに違和感がある。見直し案2(外来上限特例について、一般区分は特例を維持した上で上限額を引き上げる。非課税世帯については負担限度額を据え置く)の方がまだ妥当であると考える」と意見を述べた。  また、「子ども医療費助成に係る国保の減額調整措置の見直し」についても、「子どもを社会で育てるという視点からみれば、『見直しは未就学児まで』でなく、『義務教育まで含めるべきである。また同様に、所得の差に関わらず、減額調整措置見直しの対象を制限すべきではない。』と意見を述べた。

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ジャーナリストの池上彰氏が特別講演―全国学校歯科保健研究大会

 第80回全国学校歯科保健研究大会が11月16日、17日の両日、東京・春日の文京シビックセンターで開催された。  文部科学省の義家弘介副大臣、日本学校歯科医会の丸山進一郎会長らによる主催者あいさつ、優良校表彰等に続いて行われた記念講演では、ジャーナリストの池上彰氏が『国際社会で生き抜く力』をテーマに講演。米国大統領選挙におけるトランプ候補の勝因、世界規模で進む格差社会の歴史的背景、今後の国際情勢までをわずか1時間で平易に解き明かし会場の聴衆は大いに沸いた。

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健康医療アワード、山田養蜂場ほか5社を表彰―日本健康医療学会

 日本健康医療学会(佐藤元彦理事長)の第9回学術大会が10月23日、『長寿社会の美容と健康〝美は生命の輝き〟』をテーマに、東京・六本木のハリウッド大学院大学で開催された。  大会長講演につづいて基調講演4題が行われたのち、恒例となった健康医療アワード表彰式では、国民の健康医療に役立つ3000品目の製品と技術の中から5社が選ばれ受賞した。また、高齢者の介護食開発を推奨する農林水産省より広島県立総合技術研究所に感謝状が贈られた。 ◆授賞品目・技術 ①「ローヤルゼリーキングスリム」(山田養蜂場) ②「ウォシュレット」(TOTO) ③「弾性ストッキング コンプリネットプロハイソックス」(テルモ) ④「キズパワーパッド」(ジョンソン・エンド・ジョンソン) ⑤「凍結含浸法」(広島県立総合技術研究所) ※野菜などの食材を原型のまま軟化させ、風味や栄養を保持しながら介護食等へ応用する技術。

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月刊 『歯科医療経済』 2016年9月号を発刊しました

◆ 特集/どうなる?歯科の専門医制度 ◇ 日歯が「歯科医師専門性に関する協議会」立ち上げ   新たな専門医制度の議論始まる ◇ 歯科GPの専門医制度に対する意見あれこれ ◇ 歯周病専門医に求められる知識・技術・診断力   /特非)日本歯周病学会/和泉雄一 理事長 ◇ チーム医療を前提とする歯科麻酔専門医の特殊性   /一社)日本歯科麻酔学会/一戸達也 理事長 ◇ 医科の新専門医制度から歯科の課題を探る   /総合内科専門医/鈴木王洋 院長 ◆ インタビュー   歯保連試案によって正当な技術評価と歯科界の活性化を目指す   /歯学系学会社会保険委員会連合・外木守雄 会長 ◆ Topics ◇ 28項目の取り組み進捗状況を報告、新たに4つの課題/日本歯科医師会 ◇ 石井議員「日歯連盟は何もやってない」発言を撤回/日本歯科医師連盟 ◇ 歯型彫刻コンテスト『ほるほる』過去最多の129名参加/首都圏歯科技工士会連合会 ◇ 愛知学院大学歯学部が優勝/第48回全日本歯科学生総合体育大会 ◆ 巻末カラー ◇ 現役歯科美女図鑑/萩原由佳子さん ◇ アラデンCultureClub/「クワガタブリーダー」澤井是周さん … 続きを読む

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在宅療養支援歯科診療所の全国大会、東京医科歯科大学で開催

 全国在宅療養支援歯科診療所連絡会の全国大会が8月28日、東京医科歯科大学歯学部特別講堂で開催された。基調講演では東京大学高齢社会総合研究機構の飯島勝矢氏が、一億総活躍国民会議の有識者委員としての観点を含め、どのようにしてフレイルを国民運動論に発展させるかについて考えを述べた。  飯島氏は、「フレイルを国民運動に発展させる上で最も大きな壁は、よく噛んで食べ、運動をして、社会とのつながりを保つことが重要とうことなど、国民は分かりきっているという点である。問題はどうやって積極的にフレイル予防に取り組むための心のスイッチを入れるか。そこで新たな指標、メルクマールが必要になる」とし、「メタボが腹ならフレイルは足というように、シンプルでなければ国民運動には発展しない」と考えを示した。  菊谷武氏(日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック)は歯科の立場からどのようにフレイルにアプローチするべきかを解説。身体と精神の機能はパラレルに低下するため、診療室でも患者さんの歩行や表情、声などから口腔機能低下の兆候を知るポイントを紹介した。また、28歯以上を有する健康な状態の高齢者の咀嚼機能と、舌圧・舌筋力の関係を指摘し、舌圧から見た概ねの閾値は、30キロパスカル以下になればオーラルフレイルから口腔機能低下へ、20キロパスカル以下になれば口腔機能低下から摂食嚥下障害へ移行したものと考えて大きな差異はないとの考えを示した。

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