歯科技工士学校の入学者数1000名割れに危機感

 歯科技工士養成の教育現場から、将来の人材不足に対する強い懸念が示されている。5月13日にハイアットリージェンシー東京で開催された日本歯科技工所協会創立50周年記念大会の中で、全国歯科技工士教育協議会の尾崎順男会長が登壇し、次のように現状を明らかにした。

尾崎 念願であった歯科技工士国家試験の全国統一化が行われ、近々には平成6年以来の教育カリキュラムの改革が行われる。
 その中で残念なことは、全国52の歯科技工士学校の努力にもかかわらず、今春の入学者が1000名を切る927名となり、わずか20年ほどの間に3分の1に激減したことである。当然ながら卒業生も激減し、今年の卒業生は1010名となっている。平成10年には3000名を超えていたわけで、恐ろしいほどの減少傾向と言わざるを得ない。
 求人倍率は平成7年の3倍から平成28年には21倍となっている。ただし、これは求人数が増加しているにもかかわらず卒業生が減少している結果であって、このままでは顕著な歯科技工士不足が避けられず、対策が急務となっている。

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日本歯科技工所協会、創立50周年を祝い記念大会

 一般社団法人日本歯科技工所協会の創立50周年記念大会が5月13日、東京・西新宿のハイアットリージェンシー東京で開催され、約200名の関係者で賑わいを見せた。
 記念式典に先立って行われた講演会はエコノミストの岸博幸氏を講師に招き、『日本経済のゆくえ〜世の中の流れ、どうなる日本』をテーマに行われた。
 記念式典では南部哲男理事長の式辞に続き、出席した来賓より厚生労働省医政局の田口円裕歯科保健課課長、日本歯科医師会の牧野利彦副会長らが登壇し祝辞を述べた。
 式辞に立った南部理事長は、「本会設立の所以は50年前に先輩方が同業他社に声を掛け合い、呉越同舟の中で互いが必要としあって集まり切磋琢磨した結果であろうと思う。本会は経営者の集まりである。日本の歯科技工所の経営の安定に関することであれば矢面に立って行動することも考えなければならない。これまでの50年から何を学び、これからの50年にどう活かして業界を発展させていくかを大いに議論し、若い世代にバトンを繋げていかなければならない」と述べた。

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月刊 『歯科医療経済』 2017年5月号を発刊しました

特集/子どもの未来を支える歯科医療を目指そう
障害児の治療、健康教育、食の支援、母親への理解、児童虐待対策

◇ 障害・疾患を抱えた子どもたちをどう支えるか
  /日本歯科大学口腔リハビリテーションン多摩クリニック
  /田村文誉 科長
◇ 日本学校歯科医会が担うべき本来の役割とは
  /(一社)日本学校歯科医会/丸山進一郎 会長
◇ マイナス1歳から食を支える取り組み
  /千葉歯科医院/浜野美幸 院長
◇ 母親の思いも、子どもの思いも理解する
  /おいかわ矯正・小児歯科/及川洋子 院長
◇ 児童虐待防止の視点、発見するより未然に防ぐ努力を
  /日本子ども虐待防止歯科研究会/森岡俊介 副会長

◆ Top Interview
  開かれた情報発信で連盟活動を周知、積極的な対話で会員の信頼を目指す
  /日本歯科医師連盟/高橋英登 会長

◆ 巻末カラー
◇ 現役歯科美女図鑑/矢冨香織さん
◇ アラデンカルチャークラブ/「海外支援活動」村上一枝 氏
◇ 編集部突撃レポート/ヘルスケアIT 2017
◇ 緑風荘病院管理栄養士の食支援日記/社会福祉法人緑風会

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花田信弘教授が講演、日本歯科医師連盟・記者懇談会

 日本歯科医師連盟は4月27日、東京・市ヶ谷のグランドヒル市ヶ谷で記者懇談会を開催した。歯科医療と歯科界の現状について正しい理解を周知したいという意図のもと、広く一般メディアを招いて行われる懇談会は今回で3回目となった。講演は鶴見大学探索歯学講座の花田信弘教授を招いて『歯科疾患とがん・糖尿病など生活習慣病に共通するリスク因子は何か?』をテーマに行われた。
 花田氏は、「歯科疾患と生活習慣病に共通するリスク因子は現在の食文化である」とし、「これまでの医療は悪くなってから膨大な医療費をかけて治療してきたが、歯科医院では生活習慣病の悪化を止めることができる。未病の段階で介入するのが歯科の役割」と歯科医療の意義を語った。

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高橋英登会長、二期目の執行に向け意気込み

 日本歯科医師連盟は4月28日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館で定例記者会見を開催した。
 高橋英登会長は質疑の中で二期目となる執行における最大の課題について、「第一に会員に信頼されてもらうこと。連盟の大切さ、必要性を会員に理解してもらうことが根本と考えている。私見ではあるが、次期の任期中に47都道府県をすべてまわり、特に未入会で連盟に対して懐疑的な意見を持っている方と直接話をして何が未入会の理由なのかを聞いてみたいと思っている。ハードルは高いがやってできないことではない。連盟はなぜ必要なのか、自分たちの歯科医療の中でどのような位置づけにあるのかを伝えたい」と考えを述べた。

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