社会保障審議会医療保険部会、「高額療養費制度の見直し」等について議論

 厚生労働省は11月30日、全国都市会館において第101回社会保障審議会医療保険部会を開催した。議題の「骨太2016、経済・財政再生計画改革工程表等の指摘事項について」に関し、日歯常務理事の遠藤秀樹委員は「高額療養費制度の見直し」について、「高齢者に応分の負担を求めることはやむを得ないが、一律に限度額全体を引き上げることには反対である。特に住民税非課税世帯まで上げていくことに違和感がある。見直し案2(外来上限特例について、一般区分は特例を維持した上で上限額を引き上げる。非課税世帯については負担限度額を据え置く)の方がまだ妥当であると考える」と意見を述べた。
 また、「子ども医療費助成に係る国保の減額調整措置の見直し」についても、「子どもを社会で育てるという視点からみれば、『見直しは未就学児まで』でなく、『義務教育まで含めるべきである。また同様に、所得の差に関わらず、減額調整措置見直しの対象を制限すべきではない。』と意見を述べた。

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「口腔機能低下症」の概念と診断基準について学会見解―日本老年歯科医学会

 日本老年歯科医学会は11月22日、「高齢期における口腔機能低下症」の概念と診断基準に関する学会見解の報道説明会を、東京・水道橋の東京歯科大学で開催した。同学会はかねてより口腔機能低下症の診断基準について検討を進めてきたが、10月に学会見解論文をまとめ、広く医療従事者と国民に周知するため会見を開く運びとなった。
 櫻井薫理事長は、「高齢になり口腔ケアがおろそかになって1〜2歯程度の喪失や歯の動揺を放置していると、オーラルフレイル、口腔機能低下症、口腔機能障害に至り、国民医療費の増加を招く結果になる。そこで歯科が早期に口腔機能低下症に関与して前段階に引き戻すことが重要」とし、①口腔不潔、②口腔乾燥、③咬合力低下、④舌・口唇運動機能低下、⑤低舌圧、⑥咀嚼機能低下、⑦嚥下機能低下という7つの状態を診断し、このうち3項目が認められた場合を「口腔機能低下症」と判定し、それぞれの診断基準を明らかにした。

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ジャーナリストの池上彰氏が特別講演―全国学校歯科保健研究大会

 第80回全国学校歯科保健研究大会が11月16日、17日の両日、東京・春日の文京シビックセンターで開催された。
 文部科学省の義家弘介副大臣、日本学校歯科医会の丸山進一郎会長らによる主催者あいさつ、優良校表彰等に続いて行われた記念講演では、ジャーナリストの池上彰氏が『国際社会で生き抜く力』をテーマに講演。米国大統領選挙におけるトランプ候補の勝因、世界規模で進む格差社会の歴史的背景、今後の国際情勢までをわずか1時間で平易に解き明かし会場の聴衆は大いに沸いた。

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衆参議員14名で「歯科口腔医療勉強会」開催―山田宏参議院議員

 都道府県歯科医師連盟会長・理事長・広報担当理事合同会議が11月10日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館で開催された。来賓からは日本歯科医師会の堀憲郎会長のほか、関口昌一参議院議員、三ッ林裕巳衆議院議員の二人が出席してあいさつを述べた。会務報告の中では顧問弁護士の矢田次男氏が政治資金規制法違反に関する裁判の開始は年明け以降になるとの見通しを述べた。
 特別講演では山田宏参議院議員が「歯科医療ビジョンを語る」の中で、衆議院8名、参議院6名の議員を募り「歯科口腔医療勉強会」を立ち上げて11月7日に第一回目の勉強会を開催し意見交換を行ったことを明らかにした。

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山田美樹議員「歯科界の海外進出に向けて」と題し講演―東京都歯科医師連盟

 東京都歯科医師連盟主催による歯科関連企業との講演会が11月9日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館で開催された。講演は衆議院議員の山田美樹氏による「歯科界の海外進出に向けて」、高橋英登会長による「今後の歯科界活性のために」の2題が行われた。
 山田氏は前外務大臣政務官で現自民党財務金融委員会委員。日本の歯科関連産業の海外進出について、政府が打ち出しているアジア健康構想(日本の介護システムを輸出しようという連携プロジェクト)に触れ、「経産省による医工連携事業から生まれたポータブル訪問診療機器は間違いなく海外でのニーズが見込まれる。課題は現地でのメンテナンスだが、機器や材料だけでなく歯科医療とのセットで送り出すことが効率的」と考えを示した。
 アジアでは2035年に総人口25億人のうち2割が高齢者になると推計され、その市場は500兆円と試算されている。

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