(株)ナカニシの平成23年12月期連結決算、震災・洪水・円高の影響受けつつも、売上高は前期並みの222億6600万円

 株式会社ナカニシ(JASDAQ・栃木県鹿沼市)が2月10日に発表した決算短信(日本基準・連結)によると、平成23年12月期の売上高は、前期比0.2%増の222億6600万円だった。営業利益は5.4%減の71億9100万円、純利益は0.1%増の46億9400万円、配当は前期比20円増配の100円としている。
 2011年は東日本大震災やタイの洪水等、世界的に大きな影響のある事象があったが、同社製品の需要は堅調に推移。主力の歯科製品関連においても、多くの地域で現地通貨ベースで前期並みの売上を確保したものの、円高の影響は避けられず、円ベースでの売上高は微減となった。一方、売上高の約1割を占める工業製品関連は円ベースでも若干の増加をし、総売上高は前述のとおり、ほぼ横ばいとなっている。
 同社では、2012年12月期の想定為替レートを1米ドル75円、1ユーロ98円とたうえで、今期の業績予想を売上高は5.1%増の234億200万円、純利益は2.9%減の45億6000万円としている。
(株)ナカニシのホームページ

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