東北大学が新組織「東北メディカル・メガバンク機構」を発足

 東北大学は、本年2月1日に未来型医療を築いて震災復興に取り組む新組織「東北メディカル・メガバンク機構」を発足させたことを発表した。同大医化学分野の山本雅之教授が機構長に就任し、地域医療支援、予防医学・疫学、バイオバンク、ゲノム解析、医療情報ICT、人材育成、事務管理・広報の7部門で構成される。
 同機構で取り組む主な事業は、1)医療情報とゲノム情報とを組み合わせたバイオバンクの構築、2)地域医療情報連携基盤の構築、3)高度専門人材の育成、の3つとしている。まずは、東日本大震災により大きな被害を受けた地域における住民の長期健康調査とその結果の回付、地域への医師派遣システムの確立に取り組む。
 東北大学では、上記事業等の結果として、「東北地方の被災地で活動する医療人材の確保と循環的供給、産学連携の促進、関連分野の雇用創出、そして被災地区の医療復興を成し遂げることができると考えている」と発表している。
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