全国保険医団体連合会が「会員の意識・実態基礎調査」の結果概要を公表

 全国保険医団体連合会(保団連)は、11月8日、「会員の実態・意識基礎調査」の結果の概要を公表した。調査対象は医科5,043名、歯科3,543名で、有効回答数は医科1,646名(32.6%)、歯科1,330名(37.5%)、実施時期は2012年9月1日~30日。
 質問項目は自身の健康から経営に関することまで多岐にわたっている。「日常診療、審査、指導について」では2年間の外来患者数について質問しているが、医科・歯科ともに「減った」が最も多く、それぞれ44.3%、49.4%だった。突合・縦覧点検開始による影響では、査定・返戻が増えたという人が医科30.3%、歯科10.9%と開いており、薬剤使用の少ない歯科では影響が比較的少ない様子がみてとれる。個別指導に当たった際の相談者としては、医科では「相談していない」が48.6%でもっとも多いが、歯科では「歯科医師会の役員・事務局に相談した」とする回答が38.6%でもっとも多かった。「使命感ややりがい」については、「医師・歯科医師への道を選んだ時以上に使命感、やりがいを持っている」と回答した人が医科・歯科とも前回2008年調査より増加しており、東日本大震災等における医療支援の広がりの影響なども考えられるとしている。
全国保険医団体連合会(保団連)のホームページ

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