「在宅を専門に行う医療機関」はあくまで補完的な位置づけに―日本歯科医師会

 3月26日に歯科医師会館で行われた日本歯科医師会の定例記者会見で、堀憲郎常務理事は、政府が閣議決定した「在宅を専門に行う医療機関」について、日歯の見解を示した。
 堀常務理事は、「訪問診療はあくまでかかりつけの歯科医師が行うことを基本とし、それを補完するという位置づけでの議論として対応したい。従来、中医協では、〝利益の追求を中心とする在宅医療専門の医療提供は不適切〟としてきた。その見解と齟齬を来さないよう慎重な議論を求めたい。また、小規模医療機関の負担を考慮して診療所間が協力して実施することや、地域歯科医師会が中心的な役割を担うこと、地域包括ケアシステムの中で位置づけられることも重要と考えられる」とした。

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