堀憲郎氏ら24名の理事候補者が承認され新執行部が発足―日本歯科医師会

 日本歯科医師会の第182回臨時代議員会が3月10日、11日の両日、東京・市ヶ谷の日本歯科医師会館で開催された。会務報告に続いて行われた議事では、平成28年度事業計画など全7議案が協議ののち可決承認された。
 第5号議案「理事選任の件」では、3名が立候補した日歯会長予備選挙を制した堀憲郎氏を含む24名の理事候補の信任投票が行われ、理事候補者全員が出席代議員138名(有効投票136票)の過半数の信任を受け選任された。
 臨時代議員会の終了後、堀憲郎新執行部による第1回理事会が開催され、その後、新役員の紹介と記者会見が行われた。あいさつに立った堀会長は、「平成30年度の医療介護の同時改定に向け、社会保障の将来を決める重要な議論が始まる。そこに歯科医療の位置づけを書き込んでいくことが最大の課題と考えている。全国の会員が望むことは活気のある歯科界を取り戻すことである。選挙公約の一つであるさらなる活性化に向けて取り組んでいきたい」と述べた。
 また、震災から5年目となる今も東北三県で未だ復興のめどが立っていない会員の問題について、「われわれはともすれば震災を忘れて日常生活を送りがちだが、いまだ復興に至っていない状況があることは承知している。今後も寄り添っていこうということが全理事者の意志である」と述べた。

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