日本歯科衛生士会、『平成29年度歯科衛生フォーラム』を開催

 日本歯科衛生士会主催による「平成29年度歯科衛生フォーラム」が2月11日、ステーションコンファレンス東京で開催された。
 本フォーラムは効果的な地域歯科衛生活動を実践するために、厚生労働行政と保健医療福祉の動向に対応した知識・技術の習得を図り、地域歯科衛生活動の指導者育成を目的として行われている。
 午前の講演では、『歯科保健を取り巻く状況について』(田口円裕氏・厚生労働省医政局歯科保健課課長)、『2018年介護保険制度改正及び介護報酬改定の動向』(秋野憲一氏・札幌市保健福祉局母子保健・歯科保健担当部長、前厚生労働省老健局老人保健課医療・介護連携技術推進官)の2題が行われ、午後にはシンポジウム『歯科医療における地域連携の推進を目指して』が行われた。
 田口歯科保健課課長は歯科保健の現状を示したのち、歯科衛生士に今後期待される役割について、「今後目指すべき歯科医療の方向性は、外科的モデルから予防・管理型モデルへ、疾患対応型から機能の維持・向上型へ、診療室から地域へ、となり、そのために様々な立場の歯科関係者の対応が求められる。特に地域包括ケアを支えるのは歯科衛生士であり、さらなる協力をお願いしたい」と考えを述べた。

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