DMFは0.82まで低下、今後は口の中を通して全身の健康へと視野を広げる必要―日本学校歯科医会

 日本学校歯科医会の第94回臨時総会が3月28日、歯科医師会館で開催され、8題の事前質問が協議されるなど活発な質疑が行われた。あいさつに立った川本強会長は次のように述べた。

川本  数十年前、児童・生徒の歯と口腔を取り巻く環境は〝むし歯の洪水時代〟と呼ばれていた。当時は、「2000年にDMFが3を切れば良いだろう」などと言われていたが、直近のデータによればDMFは0.82となり、ついに1を切ることとなった。これは夢のような話であるが、今後、われわれはむし歯を見るよりも、口の中を通して全身の健康へと視野を広げていくことが求められる。本会もさらに大きな目標を掲げる必要があり、会員とともに新たなターゲットを定めていきたい。

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